短編夢小説
□夏祭り
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的【ねらいうち】
今日はある町の夏祭り
仕事仲間の私たち4人私、衛士、石垣くん、志津香ちゃんで遊びに来ていた
「祭りなんて久しぶりっスね〜。俺から捜査一課に配属されてからからっきし行ってなくて」
「私も学生やめたっきり行ってないなぁ〜。だから今日とっても楽しみ♪」
「ガキかお前らは」
と衛士が私たちに呆れながら言った
「「いいんですぅ今は仕事じゃないんですから」」
私と石垣くんの言葉がかぶったのが面白くて少しの間二人で笑ってた
この祭り自体来る事に衛士は不満っぽかった
多分今日は家に帰って早く寝たかったんだと思う
仕事中でもないのにキリッとした感じの志津香ちゃんと
まるで小さい子供のように辺りを見渡す石垣くん
まったく二人は対照的だ
そんな石垣があたりを見渡してハッとする
「先輩見てくださいよ!射的っすよ!!懐かしいな〜・・・。ぁあ!!あれは全国限定100個の幻のガンプr」
「何うろちょろしてんだ アホ」
そういって衛士は石垣くんの頭に本物の拳銃を突きつける
「先輩の目はまじだ」と石垣くんはそこで固まった
「まぁまぁ衛士。そんなにしなくても。別にいいじゃない」
「(あえて拳銃には突っ込まないんですか先輩)」
志津香ちゃんはその時心の中でそんな突っ込みをいれていたらしい
「じゃあこういうのはどうっスか?10発何個景品を取れるか競争するって感じの。
俺ら警察で射撃とかの練習やってるからそういうのの力比べって感じで」
なんとも石垣くんには珍しい意見が出た
いつもはただ遊びたいってダダこねるだけだろうけど
「・・・等々力はどうする?」
「私は構いません」
「おまえは?」
「私も大丈夫♪射的なんて全然やってなかったしやりたい!」
射的のおじさんに10発の弾をもらって警察4人組の射的対決が始まった
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